保険受験をしていなかったので、落ちれば1次試験からという、あとがない中での2年目の2次試験でした。
全く手ごたえを感じることなく試験を終えた帰りの電車の中、記憶が新しいうちに泣く泣く再現回答を作成していたので公開します。
ここでは令和6年度の2次試験(事例2)について、私の再現答案と考え方、実際の点数から考察を加えました。ただし、試験当日の緊張感の中、満点を目指すことなんて考えておらず、60点を目指せればいいと思ってますのでその程度の考察です。
試験当日の考え方が参考になればと思います。
結果

71点!
文字は埋めたけど、点数になってる実感はなく60点いけば良い方かと思ってましたが、結果的に合格点を大きく上回ってました。とある診断士のYouTube動画では事例に2は差がつきにくいと聞いていたので驚きでした。
去年より、大きく伸びてるのがうれしかったです。実感はないけど、、
第1問
【設問】
B社の現状について、SWOT分析をせよ。各要素について①~④の解答欄にそれ
ぞれ40字以内で説明すること。
【再現回答】
自前の店舗のを保有し一般消費者向けの販売の実施、3代目の食器の企画・提案力(37字)
大消費地での陶磁器卸売業者への販売力、オンライン活用が不十分、価格面が弱い(37字)
宿泊施設や飲食店からのオリジナル食器の提案依頼、若者や海外の人々からの高評判(38字)
安価な外国製陶磁器や100円ショップの商品増加、高齢化の社会では買替需要が少ない(40字)
【当日考えてたこと】
SWOTか、近年は出てなかった気がする。過去問では思ったより時間か取られるからある程度思い切って、時間をかけずに書こう。
それぞれ最低2つ以上、文字数が入ってキーワードが見つかれば3つ書きたい。
強みはなるべく他社がなさそうなこと。弱みは与件でみつけたものから。機会は集客につながりそうなことから。脅威は売上に響きそうなことから選ぶ。
第2問
【設問】
X市は、ふるさと納税の返礼品としてX焼を活用したいと考えている。現在でも
市の返礼品の中にX焼はあるが、全国の返礼品の中で埋もれている状態にある。
3 代目は、X市から「返礼品の中でもっと目立ち、市とX焼のファンを増やすよう
な返礼品の企画を考えてほしい」と依頼を受けた。ブランド価値構造のうち、消費者
にもたらす感覚価値と観念価値を意識して、返礼品の企画を100字以内で提案せよ。
【再現回答】
クリエイター志望や古くからの窯元と連携し、①デザイン力や使いやすい新製品を開発し感覚価値を高め、②X焼の歴史やストーリーを訴求し観念価値を高めることにより、知名度向上し、ファン化できる返礼品を企画する。(100字)
【当日考えてたこと】
なんか、過去問のお土産の問題に似てる→ 一人じゃなく誰かと連携で新商品開発
地元に関する何かも使いたい→ クリエイター志望の窯元との連携。
価値構造の問題、Youtubeの動画の予想問題であったし準備はしてたが。観念価値はストーリー、感覚価値は五感に訴えるものでとりあえず視覚のデザインで。
目立ってない→効果として知名度向上を入れる。
ファンを増やす→ 効果として、ファン化を入れる。
連携→五感で感覚価値→ストーリーで観念価値向上→知名度向上、ファン化の流れ。
第3問
【設問】
X 焼には窯元それぞれの魅力があるため、3代目は、消費者がいろいろな窯元の陶
磁器を手にとれる機会をつくりたいと思っている。しかし、陶磁器祭りで接客をして
いると、「あれもこれも欲しいが、家にはもうたくさんの食器がある。収納スペース
がないし、今あるものも捨てられない」と購入をためらう食器愛好家の声をよく耳に
する。
3 代目は、自社や窯元の事業機会拡大を図る一方、こうした食器愛好家のニーズを
充足する新規事業を手がけたいと考えている。どのような事業内容にすべきか、100
字以内で提案せよ。
【再現回答】
収納スペースがなく新たな食器を求める食器愛好家向けに①陶磁器の保管サービスを行う、②陶磁器の中古品の買取と販売、③レンタル販売を行うことにより顧客との関係性を強化して新規事業を成功させる。(94字)
【当日考えてたこと】
とても似ている…去年かけなかったサブスクに…
サブスクを書くかは置いといて、ふぞろいで学んだように施策は幾つも書く→サブスク、中古、レンタル、保管などから3つ。でもサブスクとかレンタルは置き場がないんじゃ…とも思ったけど中古で売ったり保管してたら場所できるしええかな(知らんけど)。
サブスクは去年の答えっぽいから省きました。
ターゲットが指示されているのか分からない書き方だから一文でまとめたターゲットを書くか。
効果は、何回も来てほしいし関係性強化でいく。その結果の新事業成功も。
第4問
【設問】
ECサイトの新規顧客は増えたが、3代目は顧客の顔を直接見ながら販売できない
寂しさも感じ始めた。
3 代目は、今後は、X市の地元で開く店舗とECサイトの両方を利用する顧客を増
やしていきたいと考えるようになった。B社にはどのような施策が必要か、150字以
内で具体的に提案せよ。
【再現回答】
施策は①HPに自社の陶磁器の商品情報を掲載し、②自社店舗や自社ECサイトから顧客ニーズを収集して双方向コミュニケーションをにより新商品開発を行うことにより商品力を強化し、③SNSにて商品情報発信しつつHPやECサイト、自社店舗へ誘導することによって若者などの新規顧客を獲得する。(139字)
【当日考えてたこと】
これも、去年の最後の問題に似てるぞ…他の過去問とも組み合わせて書けそうだ。
HP(ホームページの文字数短縮)充実、顧客ニーズ収集から双方向コミュニケーションでの新商品開発。実店舗に触れてないからSNSで発信して自社店舗に誘導くらい入れるか。(弱いとは思うが…)
考察
全体
事例1が難しかったので簡単になると思ってたが、去年よりもさらに難しく感じた。
与件分にはたくさんの点数につながりそうなキーワード(陶磁器祭り、郷土料理、動画への反響の利用)などあり、何をどこで使うのか分からなかった。
実感としてはそんなに採点者に刺さるような回答ができたとは思ってなかったので、点数はそこまで跳ねないと思っていた。
恐らく、ふぞろいで学んだ施策は複数を多面的に入れる、だなどこを意識する、回答ができたことで勉強したのが伝わり点数につながったのかと思う。
第1問
全体にいろいろ散らばってて、何を使うのかが分からなく難しかった。
それっぽいのは点数になったのかも。
第2問
クリエイター志望の窯元との連携は使えたこと、感覚価値、観念価値に触れて設問に従って回答ができたのが良かったのかも。試験中は気づけなかったが、その土地の特融である郷土料理を使えればなお良かったかと思う。
第3問
去年のサブスクリプションが書けなかったのが印象に残っており、ふぞろいで複数のキーワードを入れて回答してたのが強く印象に残っていた。それに倣って回答できたのが良かった。
第4問
去年の問題や、過去問にふぞろい回答みたいに書けたのが良かった。の体験型のイベントみたいなのをかけるとなお良かったと思う。
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