保険受験をしていなかったので、落ちれば1次試験からという、あとがない中での2年目の2次試験でした。
全く手ごたえを感じることなく試験を終えた帰りの電車の中、記憶が新しいうちに泣く泣く再現回答を作成していたので公開します。
ここでは令和6年度の2次試験(事例1)について、私の再現答案と考え方、実際の点数から考察を加えました。ただし、試験当日の緊張感の中満点を目指すことなんて考えておらず、60点を目指せればいいと思ってますのでその程度の考察です。
ちなみに事例1の点数は足切り回避ギリギリでしたので、この程度でも足切りにならないという参考程度にご覧ください。
結果

42点。。。
正直、事例1終了後から、その日はずっと不合格が頭をよぎってました。
イメージしづらく苦手意識があり出て欲しくなかった物流企業がテーマで与件を読んでも読んでも頭に入ってこなかったです。
とあるYouTubeの診断士試験の解説動画では事例1が差がつきやすく合格のキーになると言ってたので、意気込んで臨んだ分落ち込みました。
第1問
【設問】
A社の2000年当時における⒜強みと⒝弱みについて、それぞれ30字以内で答え
よ。
【再現回答】
質の高い輸送サービスと保管機能、長男のシステム提案力。(27字)
県内事業部と首都圏事業部の連携、高い汎用品の情報システム。(29字)
【当日考えてたこと】
強み、弱みの言葉を省き文字数を稼ぐ。
2000年当時の時制制約に注意。→2000年台と読み間違えて、幅広いと思って広い範囲を探しました。
強みは、他社と差別化できてる輸送サービスと保管機能。長男のシステム提案力もかな。
弱みは、与件に書いている事業部間連携。システムもマイナス面が書いてるから記載。
システムが長所と短所が混じってて違和感があったが、迷ってる時間もないのでこのままキープ。
第2問
【設問】
なぜ、A社は、首都圏の市場を開拓するためにプロジェクトチームを組織したの
か。また、長女(後の2代目)をプロジェクトリーダーに任命した狙いは何か。100字
以内で答えよ。
【再現回答】
①首都圏の物流ニーズに柔軟に対応し、②限られた人員の有効活用しつつ首都圏でのスポット取引を行うためにプロジェクトチームを組織し、長女のの物流企画・営業力を活用するためにリーダに配置した。(93字)
【当日考えてたこと】
プロジェクトチームのメリットや長女の強みを2個づつくらい入れたい。
理由と狙い、去年と似てる問われ方かも。理由は○○、狙いは○○。としたいが、それぞれの主語が違うから、プロジェクトチーム、プロジェクトリーダがいるが、文字数が長すぎ、、
→ 〇〇のためにプロジェクトチームを組織し、○○のため長女をリーダに任命にする。
プロジェクトチームのメリット、、市場ニーズへの柔軟な対応は入れたい。あとは、、人員の活用できるだったか?(ウソ?)。
組織して何がしたかったんや、、結果的にスポット取引したからそれを入れとこう。
長女の強み、、企画・営業力は与件に書いてるからそのままポイントゲット。他に理由あるんか、、、
第3問
【設問】
なぜ、Z社はA社に案件を持ちかけたのか。100字以内で答えよ。
【再現回答】
理由は①県内事業部のノウハウがあり、②自社倉庫を保有し物流・保管機能の保有により地元での質の高いサービスにより差別化を図り、③協力企業との連携が活用し、スムーズに県内進出を図るため。(91字)
【当日考えてたこと】
なぜ→理由は○○。
強みを書く、Z社はそこに期待してるはず。特に県内事業部の強みを活用して県内進出したいはず。
3つくらいは強みを入れたい。
自社倉庫の保管機能・物流機能、協力企業との連携関係、あとはなんだろ、、
第4問
今後、A社が3PL事業者となるための事業展開について、以下の設問に答えよ。
【設問1】
2024 年の創業経営者の助言による配置転換の狙いは何か。80字以内で答えよ。
【再現回答】
狙いは①経営幹部のマネジメント力や経営ノウハウを継承し、②2代目リーダの強いリーダシップにより意思決定の迅速化を図ることで、物流の複雑化に対応するため(75字)
【当日考えてたこと】
狙いは何か → 狙いは○○。
3PLってなんだ…
経営幹部や長男のいいところを活かしたいから配置転換したはず。
経営幹部はマネジメントを一任してる→マネジメント力とかか…
古くからいるから、今後の事業継続を考えると、ノウハウ継承も、あるんかな…
長男は独断的だが提案力がある→強力なリーダーシップか…(過去問で覚えてたキーワードだから使ったが、しっくりきてない。でもあまりいいフレーズも浮かばないしこのままでいこう…)
様々な意思決定→迅速な意思決定(が思い浮かんだが、組織変更関係ないかも、、、でも思い浮かばないしこのままでいこう・・・)
【設問2】
A社がZ社との取引関係を強化していくために必要な施策を、100字以内で助言
せよ。
【再現回答】
施策は①新たな委託先を開拓し外注管理を強化する、②一部成果給の導入や研修などの教育で士気向上や能力開発を行い高付加価値な物流の提案を行い他社との差別化をすることで取引関係を強化する。(91字)
考えたこと
必要な施策→できてないことに対して手を打とう。与件の最後の方にいくつかできてないことがあったからそこに手を打つことを書くか。(”Z社”との取引関係を見落とし)
考察
全体
時間内で県内と首都圏事業部の強みと弱みの整理ができなかったことや、与件分や設問の解釈が悪かったことが合格点まで点数が伸びなかった原因と考えます。
第1問
設問解釈での時制の捉え方を間違え、キーワードを探すポイントの間違いがあり。
一番点数がとりやすいところで全然点数が入ってなさそう。
第2問
プロジェクトリーダのメリットがもう一つ欲しかった。
頻出の事業部と機能部制組織はチェックしていたがプロジェクトチームのメリデメが出てこず戸惑った。
”後の2代目”という親切なキーワードを見落として後継者育成の狙いに気づけず。
第3問
文字数を埋めるのに県内事業部のノウハウとぼやかして具体的に書けなかった。
(首都圏での取引実績で強みと期待していた、適正在庫管理や機動的な商品補充など)
第4問(設問1)
事業部間の強み、弱みをよく理解できてなかった。事業部間の連携強化をすることで首都圏でできている適正在庫管理などを、できてない県内にも持ち込みたいなど意図を読めなかった。
第4問(設問2)
”Z社”との取引強化を見落として、設問1のような適正在庫管理などについて書けなかった。
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