【45点】令和5年度中小企業診断士2次試験「事例Ⅱ」再現答案

令和5年度の中小企業診断士2次試験「事例Ⅱ」で、私は45点しか取れませんでした。

翌年は26点アップし合格点を大きく上回る結果にとなりました。

この記事では、こういう回答をしてしまうと点数が伸びないということが分かります。翌年の71点の回答と比較することで得点を伸ばすためのヒントとなります。

「どう書けば点につながるのか?」と悩む方に、少しでもヒントになれば幸いです。

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↓R6再現回答

事例Ⅰの再現答案

事例Ⅱの再現答案

事例Ⅳの再現答案

結果

45点!

初年度ということもあって、文字はなんとか埋められたこと、論理的に書けているんじゃないかと思ってたこともあって、受験直後は60点くらいいっててもいいんじゃないかと思ってました。

結果的には合格点を大きく下回っていたので、2次試験を受かる気が全くしなくなったことを覚えています。

第1問

【設問】
B 社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)
分析の観点から150字以内で述べよ。

【再現回答】

顧客はスポーツチームの子供の保護者である。競合は大型スポーツ用品で低価格で販売をしている。自社はユニフォームの高い加工技術、オリジナル商品や技術や体格に応じた用品の提案力の評価が高い。これらの強みを活かして他社との差別化を図り、野球用品に集中することで顧客の取り込みをしようとしている。(143字)

【考察】

顧客と競合を1つだけに絞ってしまったので、まだ点数アップの余地がある。

3Cの自社の部分で、強み・弱みを書くべきところが今の状況を書いてしまっており、得点を伸ばしきれなかった。

要素が少なく、点数を取りに行ってるのが見える回答をすべきでした。

第2問

【設問】
低学年から野球を始めた子どもは、成長やより良い用品への願望によって、ユニ
フォーム、バット、グラブ、スパイクといった野球用品を何度か買い替えることにな
るため、金銭的負担を減らしたいという保護者のニーズが存在する。
B社は、こうしたニーズにどのような販売方法で対応すべきか、プライシングの新
しい流れを考慮して、100字以内で助言せよ(ただし、割賦販売による取得は除く)。

【再現回答】

成長に合わせたユニフォームなどの野球用品のセット販売を提案し、単品の値段よりも安くする。価格重視とより良い商品を求める顧客ニーズにそれぞれに応じた販売価格を設定して両者のニーズに対応できるようにする。(100字)

【考察】

提案が1つだけで要素が乏しいことと、セット販売により金銭的負担が安なるというのが妥当ではないところでが点数が伸びなかった原因と考える。

”金銭的負担を減らしたいニーズ”と書いているが、価格重視と言い換えをしているところ、聞かれていない価格重視の客にも答えてしまっているところが的を外してしまっている。

設問の解釈が大事。

効果にも言及がないためまだまだ点数が稼げる要素を残している。

第3問

【設問】
 女子の軟式野球チームはメンバーの獲得に苦しんでいる。B社はメンバーの増員の
ために協力することになった。そのためにB社が取るべきプロモーションやイベン
トについて、100字以内で助言せよ。

【再現回答】

イベントは河川敷にて女子の社会人などの野球チームを誘致して試合を行い、チームとの交流会を行う。イベントの案内をチラシやSNSを通して行い魅力を伝えることで、女子の興味を誘いメンバー増員を狙う。(96字)

【考察】

体験型のイベント提案ができなかったこと、SNSで情報を発信してイベントに誘う流れが作れなかったので点数が伸びていないと考える。

また、B社の強みを活かした内容にもなっていないことが点数が伸びなかった原因と考える。

第4問

【設問】
B社社長は、長期的な売上げを高めるために、ホームページ、SNS、スマートフォ
ンアプリの開発などによるオンライン・コミュニケーションを活用し、関係性の強化
を図ろうと考えている。誰にどのような対応をとるべきか、150字以内で助言せよ

【再現回答】

ターゲットを野球チームのメンバーや保護者にして関係性の強化を図る。具体的には、子供の成長を記録するアプリの開発をして、成長や体格に応じた野球用品の提案をする、ホームページにオリジナル用品の情報を掲載して購入できるようにする。顧客の声を取り入れて商品開発をするなどをして関係性の強化を図る。(144字)

【考察】

ホームページの充実はいいけど、SNSを活用せず単独でやってしまっていること、顧客のニーズを取り入れるのもいいが手段が書いてないのがいまいち点数が伸びなかったと考える。

手段としてSNS活用で双方向コミュニケーションはというのも入れておきたかった点。

まとめ

全体的に要素が不足しており、点数をガツガツと取りに行く回答になってないところが評価が低い判定になったと考える。

販売方法やイベント、ネット活用の方法など、どういうことを書いたらいいのかのストックがなかったのが点数を伸ばしきれなかった理由と考える。

黄金手順などで事例Ⅱで最低限覚えておくべきキーワードはストックして起き多面的に書く準備をしておくことが大事です。

また、ふぞろいで適切な要素を含んだ回答(だなどこなど)の練習を積んでおかないと点数を取りこぼすのが多くなります。

次年度の回答はなるべく多くそれらをカバーして、高得点に結びつきましたので、この年の回答と比較することで点数に結び付くポイントを理解できるかと思います。

↓次年度の再現回答

事例Ⅱの再現答案

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